[レポート]飲食店のデジタル化を掲げるスタートアップがあらゆるツールを捨てて高額でも Salesforce を導入した理由とは? #SalesforceTour
はじめに
こんにちは、福岡オフィス所属、IT推進室の井手です。
Salesforce World Tour Tokyo 2019(SWTT)に参加してきました。ここではセッション「飲食店のデジタル化を掲げるスタートアップがあらゆるツールを捨てて高額でも Salesforce を導入した理由とは?」をレポートします。
登壇者
株式会社favy
代表取締役社長
高梨 巧 氏
公式概要
飲食店経営のデジタル化実現を目指す創業4年で200人を超える社員数の急成長スタートアップが、今後も急成長を継続するために安価なツールの組み合わせをやめて、生産性向上のために高額でも Salesforce を導入して、成長基盤の確保と大幅な人員工数削減を実現したこれまでの道のりをご紹介します。
内容
- 導入時の状況/課題
- 昨対250%成長
- 様々なツールを頑張って運用していた
- SATORI, kintone, zendesk..等
- 大量のスプレッドシートの存在
- 結果データの探索に時間がかかっていた
- 従業員200人規模超えていく段階
- オペレーションコストの肥大化
- とはいえ社内システムの優先順位あげづらい
- スタートアップにはSalesforceは高いと思っていた
- なぜ高額でもSalesforceにまとめたのか
- MA(pardot)導入検討がきっかけ
- ほかにも複数ツールの検討
- Marketo, HubSpot, KARTE..等
- 今後のこと(CDP, zendesk, LPツール..等)を考えるとできるかぎり統合したいし開発したくない
- 元々Salesforceは嫌いと言っていたが、統合を考えるとSalesforceしかないと思った
- Salesforceのビジネス自体からノウハウ学べると思った
- 結果トータルコストは安くなるはず
- 現在の状況/将来構想
- 10ライセンスからはじめ現在は85ライセンス程に
- 高い活用度を示すEWS(Salesforce社内用スコア)スコア
- すべてSalesforceに置き換わった
- 当初想定したより導入が簡単だった
- ダッシュボードでKPI管理している
- 育成は難しいが自ら学べる環境を提供できている
- FAXを100%ドキュサインに置き換え
- 今後Salesforceに期待すること
- SaaSだけではない定着支援
- 過去冷たい印象を受けたがこんなに手厚く定着支援してくれると思わなかった。今後も継続してほしい
- 周辺サービスや連携サービスの拡充
- Salesforceがサービスを買収する事はネガティブに思っていたが、今はどんどん買収してほしい
- 様々なツールのインテグレーションでうまくいっているのはSalesforceぐらいではないか
- SaaSだけではない定着支援
まとめ
スタートアップとSalesforceは相性が悪いのでは?(主にコスト面、設定等)という認識があり、今回のタイトルを見てその認識に真っ向から答えるような内容で、面白そうだと思いセッションを申し込みました。結論、セッション中共感しっぱなしでした。むしろfavyさんのようなリテラシーが高いスタートアップこそSalesforceは合うのでは、という気にさせてくれる素晴らしいセッションでした。